住職のおはなし

Column

ペットの葬儀は必要?重要性を知り悔いのないお別れを

2023.09.11

家族の一員であるペットが生涯を終えた時、大切な人と会えなくなることと同じくらい、またはそれ以上に悲しい気持ちになるものです。
そんなペットとの別れのとき、火葬は行うが葬儀までやるべきかお悩みになる方も多いと思います。

そこで今回は、ペットの葬儀を行う重要性やお見送りの方法についてお話いたします。

ペットの葬儀は必要?

以前は、ペットが亡くなった時は自身でお墓を作って埋葬したり、火葬のみ行うことが一般的でした。
しかし、近年はペットも人と同じ「家族の一員」という思いから、火葬だけで終わらせるのではなく、人間と同じように亡くなったあと葬儀を執り行い、供養していく方が増えております。

これまで愛したペットを無事に天国へ送ってあげる儀式をすることで、飼い主様の気持ちの整理や悲しみを癒やし慰めることにもつながります。

ペットとお別れする時の選択肢

ペットとのお別れのとき、火葬について検討される方は多いですが、葬儀や供養に関してまだ知られていない部分が多くあります。
火葬・葬儀・供養はどのように行われるのかそれぞれご紹介します。

火葬のみ行う

ペットの火葬方法は、合同火葬個別火葬訪問火葬などがあります。
火葬のみの場合は、費用が抑えらる、手間がかからない、宗教に関わる煩わしさがないといったメリットはありますが、プランによってはご遺骨がお手元に戻ってこない、お別れの時間が短いといったデメリットもございます。
特に、お別れの時間が短いと気持ちの整理をつけられず、ペットロスに陥る方もいらっしゃいます。
火葬のみ行った後で「もっとこうしておけばよかった…」という後悔の思いから後々供養される方も。
メリット・デメリットを含め、火葬だけにするのかしっかり考えることが必要です。

葬儀を執り行う

ペットの葬儀は人間のお葬式と同じように、写真やお花を飾って本格的な祭壇を設置したり、僧侶が読経をあげる形式があります。
お葬式以外にも、火葬・納骨まで行えるのが特徴です。
費用やお手間は火葬のみよりどうしてもかかってきてしまいますが、丁寧に弔うことで最後には「やってよかった」といっていただける声も多くございます。
また、ペットの葬儀は感謝の気持ちを伝えて天国へ見送る儀式だけでなく、飼い主様やご家族がペットの死を少しずつ受け入れて新たな一歩を踏み出す大切な行事ともいえます。

ペットをきちんと送り出す葬儀をきちんと行うことで後悔の念が生まれにくくなります。
日を改めて送り出してあげることもできますので、火葬のみで済ませてしまいやっぱり葬儀を執り行いたいとお考えの方は龍泉寺へご相談ください。

供養をする

ペットの供養には大きく2つのパターンがございます。
ご遺骨を持ち帰り、ご自宅でご供養していく自宅供養と、ペット霊園やお寺のお墓、納骨堂にご遺骨を納めて供養していく方法です。
自宅での供養は大切なペットと常に一緒にいることができ、いつでも手を合わせることができます。
ペット霊園やお寺での供養は、定期的に法要をあげることができ、気持ちの区切りもつきやすくなります。

どのように供養していくかは飼い主様のご意向によりますが、冥福を祈るためには、お墓や納骨堂にご遺骨を納めることが大切だと考えられています。
それは「体は自然界へ還っても、御霊(ミタマ)は皆さまの近くにきっととどまる。その上で、安らかに遺骨を安置し、永代にわたり眠るべく場所で休ませる」という考えに基づいているもの。
ご自宅で供養されている場合でも、ある程度年数が経過したらお墓に入れるか埋葬しなくてはなりません。
また、飼い主様が亡くなった後に、ご遺族が供養するといった後始末のようになってしまうケースもあります。

ご自宅での供養は手元においておけるため一時はいいですが、ペットにとってずっと手元に置いておくことが幸せなのか?を考えていただき、飼い主様ご自身が元気なうちに納得できる供養をしていきましょう。
大切な家族であるペットが安らかに眠れるように、お寺に納骨していただくことをおすすめいたします。

ペットの葬儀を執り行うこと、供養の大切さ

長い時間を共に過ごしたペットが亡くなってしまうことは、あまり考えたくないことだと思います。
しかし、後悔のないように見送るためにはどのようにお別れの時を過ごすか考えておくことも必要です。

お別れの形は様々ありますが、私たちは火葬だけでなく、葬儀から執り行い、ペットが安心して永遠の眠りにつけるように供養していくことをおすすめしています。
飼い主様の気持ちを落ち着かせる機会にもなりますので、是非ペット葬儀・供養も視野に入れて最後の時間の過ごし方を考えてみてください。

龍泉寺ペット霊園では、心を込めてお別れのお手伝いをしております。
大切なペットのご葬儀・供養をお考えの方はお気軽にご相談ください。

お電話からのお問い合わせは、住職が一件一件丁寧に対応いたします。
電話を携帯に転送しているので出先でも対応可能です。
住職一人でお受けするため、葬儀中ですぐに出れない時は留守番電話にメッセージを入れていただければすぐに折り返しいたします。